ポップでハッピーのその先にあるもの

JUMP大好き!アラフォー仕事人のブログ

「ペットショップラブモーション」から考える、アウトとセーフの境界線

こんばんは! この夏はツアーも24時間テレビもあるのに7月期は誰一人連ドラに出ていない、ということがもの足りないJUMP担。2年間常に誰かがドラマに出てましたもんね。贅沢なはなしやで、まったく。

そんな7月の蒸し暑い夜に思うのはこんなこと。

ぺ、ぺ、ペットショップラブモーション???!!!

先日発売されたHey! Say! JUMP待望の4thアルバム「JUMPing CAR」。その収録曲の詳細をファミクラからのメールで知ったとき、一番おどろいたのはこの「ペットショップラブモーション」という曲名でした。

説明しますと今回のHey! Say! JUMPのアルバムにはシャッフルユニット曲が3曲収録されており、これは知念・中島・高木・伊野尾の4人組ユニット曲です。

もしかしてだけど、もしかしてだけど、「わん!」とか「にゃん!」とか言う系??? いやいやいやいや!ないないないない! きっとペットショップでデートするカップルの歌とかだ、と動揺を無理に抑えるものの気になって気になってたまらないまま発売日までの日々を過ごしたものでした。

そして少しずつ情報が小出しされ、ついに明らかにされたその曲の全貌は“メンバーがペットショップのペットになって唄う曲”!! 当然のようにわん!とかにゃん!とかいうメンバーがそこには居たのでした。

さぁ、これをどう受け止めたものか、私(アラフォー仕事人)。

ペットショップは何かに似ている

皆さんはペットショップでペットに一目ぼれして買って帰るような女性にどんなイメージを持っていますか?私ですか?私は心の底からバカにしています。はい。

そもそも本当の動物好きはペットショップではペットを買いません。ブリーダーからゆずり受けます。ペットショップでペットを買うような層は本当の動物好きではないのでペットに求めるものは一時的な癒しであり、それは飽きるまでの玩具。最後まで面倒を見ることもない、と。そのようなイメージを持っております。

そしてその光景は売春宿で娼婦を選ぶ男たちの図と似ています。大阪にはいまだにかつての吉原のような売春宿街があるので、私はペットショップに並べられた動物たちを見るたびにあの人格のない売りものとしての女たちを連想してしまいます。

“売春婦と男”“ペットショップのペットとそのペットを一時的な癒しに利用する女”関係性はよく似ています。そうなると困ったことが起こります。

そう。ペットのフリをして私たちを癒してくれるアイドルとそれに癒される私たちの関係性もそれとイコールになってしまうじゃないか!!ということです。

いやいやいや、それは困る。さあ、どうする?!

アウトなの?セーフなの?どっち?!

しかしここまで考えてあることに気付きました。私たちが売春宿の女たちやペットショップの動物たちに悲しみを覚える理由は何だったんだろう、と。それは彼女たちや動物たちが自分たちの意思に反してその場所にいると想像できるからです。

だからもし売春婦やペットも自分の意思でその場所にいたのであればそれは悲しいことではないのではないでしょうか。

たぶんこの曲をJUMP以前の世代の男性アイドルがやったとしたらこの曲はこういう曲にはならなかったと思うのです。10年以上前にきみはペットという松潤が主演の名作ドラマがありましたが、あのドラマも着地点は女としてのすみれちゃんと男としてのモモの恋の物語に落ち着くことになりました。

しかし今回のJUMPは100%ペットです。ペットショップのねずみと猫とうさぎと犬です。でもそこに悲壮感はありません。ただただ大きな優しさと癒しがあります。

なぜそのようなことが可能だったのでしょうか。それはJUMPメンは本気でペットを大切にすることができる人たちだからだと思います。今回の4人でペットエピソードを持っているのは裕翔くんといのちゃんですが、二人とも本当にペットを大事にしています。

ペットを心の底から大切にできる人たちが演じる動物だから、そして4人ともが納得してペットを演じてくれているから、私たちも一時的な消費ではなく、きちんとその優しさを受け止めることができるんだと思います。

そしてこの曲を世に出すことにゴールがあるとしたら、この曲からもらった優しさ・癒しを受けて私たちが私たちにできることでまた誰かを幸せにし、幸せの連鎖の好循環が起こり、社会が良くなっていくことだと思うのです。

まとめ

この曲は誰か一人でもイヤイヤやっていたらもうアウトだし、ペットを大切にできないような心の持ち主がいたらアウトです。でもそうならず良曲にしあがったのはただただJUMPくんたちの美しい心があってこそです。

つまりアウトとセーフの境界線は心の美しさにあった、ということですね。

お読みいただきありがとうございます。

P.S

もしこのねずみと猫とうさぎと犬のどれかを飼えるとしたら私は犬を飼いたい。ねずみと猫とうさぎは誰かに飼っていただいて遠隔カメラで24時間眺めていたい。そのためなら課金も辞さない!!(なんの宣言)以上です。